「Audible(オーディブル)を始めてみたいけど、月額料金が高いのでは?」と感じていませんか。
確かに、他のサブスクリプションサービスと比較すると、一見して割高に感じるかもしれません。特に、Amazonプライム会員の料金と比べても割引がなく、年会費プランがない点も気になるところです。また、スタンダードプランという選択肢はあっても、使わない月はもったいないという気持ちになるのも自然なことでしょう。
しかし、Audibleには料金を気にせずお得に利用するための安く使う方法がいくつも存在します。例えば、期間限定の3ヶ月無料キャンペーンや、柔軟に利用を調整できる休会制度などを活用することで、実際の負担を大きく減らすことが可能です。
この記事では、Audibleの料金体系を詳しく解説し、高いと感じる理由を解消するための具体的な方法をご紹介します。
- オーディブルの2つの料金プランの全貌
- 料金が高いと感じる具体的な理由
- キャンペーンや制度を活用してお得に使う方法
- あなたにとってAudibleが本当に価値あるサービスかどうかの判断基準
オーディブルが高いと言われる理由と料金体系
- 2つのプランから選べる月額料金
- 新登場のスタンダードプランとは?
- プライム会員の料金は安くなる?
- なぜ年会費プランがないのか?
- 他のサービスと料金を比較
- 使わない月はもったいないと感じる?
2つのプランから選べる月額料金

Audibleの料金プランは、主に2種類から成り立っています。利用スタイルに合わせて最適なプランを選ぶことが、お得にサービスを使いこなす第一歩です。
項目 | プレミアムプラン | スタンダードプラン |
---|---|---|
月額料金(税込) | 1,500円 | 880円 |
内容 | 20万作品以上が聴き放題 | 全タイトルから毎月1冊選択 |
おすすめな人 | たくさんの本を聴きたい方 | 月に1冊のペースで聴きたい方 |
中心となるのは「プレミアムプラン」で、こちらは月額1,500円(税込)です。このプランに登録すると、20万作品以上の対象オーディオブックが聴き放題になります。話題の新作から不朽の名作まで、幅広いジャンルの本を追加料金なしで楽しめるのが最大の魅力です。月に2冊以上オーディオブックを聴く方であれば、書籍を個別に購入するよりもコストパフォーマンスが高くなります。
もう一つは「スタンダードプラン」で、月額880円(税込)です。こちらは毎月1冊、聴き放題の対象外作品も含む全てのタイトルから好きなオーディオブックを選んで聴けるプランです。聴きたい作品が決まっている方や、月に1冊のペースでじっくり楽しみたい方に適しています。まずは気軽に始めてみたいという方にもおすすめです。
新登場のスタンダードプランとは?

前述の通り、2025年6月から新たに「スタンダードプラン」が導入されました。これは、従来の聴き放題モデルとは異なる、新しい利用スタイルを提案するものです。
月額880円(税込)で、Audibleが配信する全てのオーディオブックの中から、毎月好きな1冊を選んで自分のものにできるのが特徴です。プレミアムプランの聴き放題対象ではない最新のビジネス書や、特定の作家の作品など、「この1冊が聴きたい」という明確な目的がある場合に非常に有効です。例えば、定価で3,000円以上するようなオーディオブックも、このプランなら880円で聴くことができます。
ただし、このプランで選べるのは月に1冊のみであり、2冊以上聴きたい場合は別途単品で購入する必要があります。そのため、幅広いジャンルの本に触れたい方や、月に何冊も聴く習慣がある方は、プレミアムプランの方が結果的にお得になるでしょう。自分の読書ペースや聴きたい本の傾向を考えて、どちらのプランが合っているか検討することが重要です。
プライム会員の料金は安くなる?
Amazonが提供するサービスであるため、「プライム会員ならAudibleの料金が安くなるのでは?」と期待する方も少なくありません。しかし、結論から言うと、Amazonプライム会員であることによる月額料金の通常割引は存在しません。
AudibleはAmazonプライムの特典には含まれておらず、独立したサブスクリプションサービスとして位置づけられています。したがって、プライム会員であっても非会員であっても、プレミアムプランは月額1,500円、スタンダードプランは月額880円という料金は一律で同じです。
ただし、プライム会員だけが対象となる特別なキャンペーンが年に数回開催されることがあります。特に注目すべきは、毎年夏に開催される「プライムデー」の時期に合わせて行われる「3ヶ月無料体験キャンペーン」です。通常の無料体験期間は30日間ですが、この期間中はプライム会員限定で3ヶ月間に延長されます。これはAudibleを最もお得に始められる絶好の機会であり、プライム会員であることの大きなメリットと言えるでしょう。
なぜ年会費プランがないのか?
Audibleが高いと感じられる一因として、年会費プラン、つまり年単位で一括払いすることによる割引制度がない点が挙げられます。他のオーディオブックサービスや動画配信サービスでは、月額払いよりも割安になる年間プランが用意されていることが多く、長期利用を考えるユーザーにとっては魅力的な選択肢です。
Audibleに年会費プランがない理由は公式には明言されていませんが、いくつかの理由が考えられます。一つは、月ごとの利用状況に応じてプラン変更や休会・退会を柔軟に行えるようにするためです。Audibleは利用者のライフスタイルに合わせて、聴く時間がない月は「休会」するなど、柔軟な使い方を推奨しています。年間プランで縛ってしまうと、こうした柔軟性が損なわれる可能性があります。
また、後述する割引キャンペーンや引き止めオファーなどを頻繁に実施することで、実質的に定価よりも安く利用できる機会を提供しているため、固定の年会費プランを設ける必要性が低いのかもしれません。とはいえ、単純に年間コストを抑えたいユーザーにとっては、この点がデメリットに感じられるのは事実です。
他のサービスと料金を比較
Audibleの料金が高いかどうかを判断する上で、他のオーディオブックサービスとの比較は欠かせません。日本国内でAudibleの良きライバルとされているのが「audiobook.jp」です。両者の聴き放題プランを比較してみましょう。
項目 | Audible (プレミアムプラン) | audiobook.jp (聴き放題プラン) |
---|---|---|
月額料金(税込) | 1,500円 | 1,330円 |
年額プラン(税込) | なし | 9,990円(月あたり約833円) |
聴き放題タイトル数 | 20万タイトル以上 | 1.5万タイトル以上 |
無料体験期間 | 通常30日間 | 通常14日間 |
結論として、月額料金だけで見ればaudiobook.jpの方が安価です。特に年間プランを利用した場合のコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
一方で、Audibleは聴き放題対象の作品数が圧倒的に多く、洋書やオリジナルコンテンツも充実しているという強みがあります。
どちらが良いかは、聴きたい本のジャンルや量、そしてコストのどちらを重視するかによって変わります。両サービスともに無料体験期間があるので、実際に使い勝手を試してから自分に合った方を選ぶのが最も賢明な方法です。
使わない月はもったいないと感じる?

月額1,500円のサブスクリプションサービスであるため、「もし今月、一冊も聴けなかったら…」と考えると、料金がもったいないと感じるのは当然の心理です。仕事が忙しい時期や、他に優先したいことがある時期など、読書から遠ざかってしまうことは誰にでもあります。
このような不安を感じる方にとって、Audibleは少しハードルが高く感じられるかもしれません。実際に、毎月コンスタントにオーディオブックを聴く時間を確保できるかどうかが、満足度を大きく左右します。もし月に1冊も聴かないのであれば、その月の1,500円は無駄になってしまう可能性があります。
しかし、この「もったいない」という問題を解決するための仕組みがAudibleには用意されています。それが「休会制度」です。この制度を利用すれば、料金の支払いを一時的に停止することができるため、無駄な出費を未然に防ぐことが可能です。この点については、後の見出しで詳しく解説します。料金が高いと感じる背景には、こうした柔軟な利用方法がまだ知られていないという側面もあるかもしれません。
「オーディブルは高い」を覆すお得な活用術
- 知らなきゃ損する安く使う方法
- プライム会員限定の3ヶ月無料
- 解約手続き中に表示される割引
- 休会制度をうまく活用するコツ
- オーディブルは高いがすぐ元は取れる
知らなきゃ損する安く使う方法
Audibleの月額料金は1,500円ですが、常にこの定価を支払い続ける必要はありません。いくつかの方法を知っておくだけで、年間コストを大幅に削減することが可能です。ここでは、その代表的な方法を3つ紹介します。
第一に、新規登録時のキャンペーンを最大限に活用することです。通常でも30日間の無料体験がありますが、時期によっては2ヶ月や3ヶ月の無料キャンペーンが実施されます。まずはこれらの長期間の無料体験を利用して、サービスをじっくり試すのが基本です。
第二に、解約(退会)手続きの際に提示される「引き止めオファー」を利用する方法があります。これは、解約しようとするユーザーに対して、月額料金の割引を提案してくれるもので、継続利用の意思があれば非常にお得です。
そして第三に、利用しない月は「休会制度」を活用することです。これにより、無駄な支払いを完全にストップできます。これらの方法を組み合わせることで、Audibleを非常に賢く、そして安く使い続けることができます。
プライム会員限定の3ヶ月無料

Audibleを最もお得に始める方法は、Amazonプライム会員を対象とした「3ヶ月無料体験キャンペーン」を利用することです。これは、Audibleが提供する数あるキャンペーンの中でも最も割引額が大きく、見逃せないチャンスと言えます。
このキャンペーンは、例年Amazonの一大セールである「プライムデー」(7月頃)に合わせて開催される傾向があります。通常の無料体験が30日間であるのに対し、この期間中はプライム会員であれば無料で利用できる期間が3ヶ月間に大幅延長されます。月額料金が1,500円なので、合計で4,500円分もお得にサービスを試すことができる計算です。
3ヶ月という期間があれば、Audibleの膨大なライブラリを十分に探索し、自分のライフスタイルに聴く読書が合うかどうかをじっくりと見極めることができます。もし自分に合わないと感じた場合でも、無料期間中に解約すれば料金は一切かかりません。これからAudibleを始めようと考えているプライム会員の方は、このキャンペーンの時期を狙って登録するのが最も賢い選択です。
解約手続き中に表示される割引
Audibleには、継続利用者を対象としたユニークな割引制度があります。それが、解約手続きを進める過程で表示される「引き止めオファー」です。もし月額料金の高さを理由に解約を考えている場合、このオファーは試してみる価値があります。
具体的には、Audibleのサイトから退会手続きを進めていくと、その理由を尋ねるアンケートが表示されます。ここで「月額料金が高すぎる」といった選択肢を選ぶと、「このまま退会しますか?それともお得なプランで継続しますか?」という形で、割引プランが提案されることがあります。
提案される内容は時期によって異なる場合がありますが、一般的には「次の3ヶ月間を半額の750円で利用できる」といった内容が多いようです。これは、定価で3ヶ月利用する場合と比較して2,250円もお得になります。このオファーは何度も利用できるわけではありませんが、料金の負担を少しでも軽くしたい時には非常に有効な手段です。もしサービス自体には満足しているものの、料金面で継続を迷っている場合は、一度この手続きを試してみることをお勧めします。
休会制度をうまく活用するコツ

「今月は忙しくて本を聴く時間がなさそう」という時に便利なのが、Audibleの「休会制度」です。これは、一時的にメンバーシップを停止できる機能で、「使わない月はもったいない」という問題を根本から解決してくれます。
休会手続きはAudibleのウェブサイトから簡単に行うことができ、期間は1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月の中から選択可能です。休会期間中は月額料金が一切発生しません。それでいて、これまでに入手したオーディオブック(スタンダードプランで選んだタイトルや、単品購入したタイトル)は、休会中もいつでも聴くことができます。ただし、プレミアムプランの聴き放題対象作品は利用できなくなります。
この制度をうまく活用するコツは、自分のスケジュールを予測し、長期出張や繁忙期など、明らかに本を聴く時間が取れないと分かっている期間の前に、計画的に休会手続きを行うことです。これにより、無駄な支払いを回避し、年間を通じた利用コストを最適化できます。退会とは異なり、聴きたくなったらすぐに再開できる手軽さも魅力です。
オーディブルは高いがすぐ元は取れる
この記事では、Audibleの料金が高いと感じる理由と、それを解消してお得に利用する方法を多角的に解説しました。最後に、要点をリスト形式でまとめます。
- Audibleの料金プランは主に2種類
- プレミアムプランは月額1,500円で20万作品以上が聴き放題
- スタンダードプランは月額880円で毎月好きな1冊を選べる
- プライム会員でも通常料金の割引はない
- お得な年会費プランは用意されていない
- 料金だけ見るとaudiobook.jpなど他のサービスの方が安い場合がある
- 使わない月はもったいないと感じるのは自然なこと
- お得に使うにはキャンペーンの活用が基本
- 特にプライム会員限定の3ヶ月無料キャンペーンは最もお得
- 解約手続き中に半額などの割引オファーが提示されることがある
- この引き止めオファーは料金負担を軽減するのに有効
- 忙しい月は休会制度を利用すれば支払いを停止できる
- 休会制度は最大3ヶ月まで設定可能
- これらの方法を駆使すれば定価より安く利用できる
- 月に1〜2冊以上聴けば、書籍購入よりコストパフォーマンスは高い