「オーディブルの使い方が知りたいけど、なんだか複雑そうで手が出せない…」と悩んでいませんか?
いざ始めようと思っても、月額費用はいくらですか?という料金の疑問や、プライム会員の料金特典はあるのか、実際の評判はどうなのか、など気になる点は多いでしょう。もしかしたら、使いにくい点や欠点は何ですか?といった不安を感じるかもしれません。
また、実際に使ってみた人の感想として、聴いても頭に入らないのではないか、Kindleとはどう違うのか、といった声も耳にします。
この記事では、そんなあなたの疑問に答えるため、初心者にも分かりやすくオーディブルの使い方を徹底解説します。
おすすめの基本的な使い方から、便利なクリップの使い方、お得な無料期間の使い方、付属資料を読むこともできる機能まで網羅しました。以前あったポイントの使い方についても触れつつ、現在の聴き放題サービスを最大限に活用する方法をお伝えします。
もしサービスが合わなくても解約は簡単なので、まずはこの記事で全体像を掴んでみてください。
- Audibleの料金プランと無料体験の始め方
- 初心者でも分かる基本的な使い方と便利機能
- よくある疑問(評判やデメリット)への具体的な回答
- スムーズな解約方法と事前に知るべき注意点
初心者向けオーディブルの使い方ガイド
- 月額費用はいくらですか?
- プライム会員の料金特典について
- 失敗しない無料期間 使い方
- 初心者におすすめの基本的な使い方
- 便利なクリップ 使い方をマスター
- Kindleとの違いと比較
月額費用はいくらですか?

Audible(オーディブル)の料金プランは非常にシンプルです。
結論から言うと、月額1,500円(税込)の聴き放題プランが基本となります。
このプランに登録することで、小説、ビジネス書、ポッドキャストなど12万以上の対象作品が追加料金なしで楽しめます。以前は毎月1つのオーディオブックと交換できる「コイン制」でしたが、2022年1月27日より現在の聴き放題プランへと完全に移行しました。
もちろん、聴き放題の対象外となっている作品も存在します。それらの作品を聴きたい場合は、別途単品で購入することが可能です。Audible会員であれば、非会員価格の常に30%割引で単品購入できる特典も付いています。一度購入した作品は、Audibleを解約した後でも自分のライブラリに残り、いつでも聴き返すことができるのも嬉しいポイントです。
- プラン内容: 月額1,500円(税込)で12万以上の作品が聴き放題
- 会員特典: 聴き放題対象外の作品を常に30%OFFで購入可能
- 単品購入: 購入した作品は解約後も聴くことができる
支払い方法に関しては、クレジットカードまたはデビットカードが利用できます。Amazonアカウントに登録している支払い情報を使えるため、手続きは非常にスムーズです。
プライム会員の料金特典について

「Amazonプライム会員なら、Audibleの料金は安くなるの?」という疑問を持つ方は少なくありません。
現在のところ、プライム会員であること自体で月額料金が直接割引される、という恒常的な特典はありません。プライム会員でも非会員でも、月額料金は一律1,500円(税込)です。
ただ、プライム会員でいることのメリットが全くないわけではありません。Audibleは不定期でキャンペーンを実施しており、その中にはプライム会員限定のお得なキャンペーンが含まれることがあります。
例えば、「プライム会員限定で最初の3ヶ月間無料」といった、通常の30日間無料体験よりも遥かにお得なキャンペーンが開催されることがあります。これは特に、年に一度の大型セール「プライムデー」の時期などに見られることが多いです。
このような理由から、Audibleを始めるタイミングでプライム会員向けのキャンペーンが実施されていないか、公式サイトを一度チェックしてみることをおすすめします。通常の無料体験期間でも十分に魅力を感じられますが、もしお得なキャンペーンがあれば、それを活用しない手はありません。
失敗しない無料期間の使い方

Audibleを始める上で最大の魅力の一つが、30日間の無料体験期間です。この期間を有効に活用することで、自分に合ったサービスかどうかをじっくりと見極めることができます。
無料体験の始め方はとても簡単です。Audibleの公式サイトにアクセスし、「30日間の無料体験を試す」ボタンから、お持ちのAmazonアカウントでサインインして支払い情報を登録するだけですぐに始められます。
無料体験期間が終了すると、登録時に設定した支払い方法で自動的に月額1,500円の請求が開始されます。継続利用を希望しない場合は、必ず期間内に解約手続きを行う必要があります。解約手続きは後ほど詳しく解説しますが、忘れてしまいそうな方はカレンダーに登録しておくなど、対策をしておくと安心です。
この無料期間中は、製品版と全く同じサービスを利用できます。12万以上の聴き放題対象作品を好きなだけ聴いたり、アプリの便利な機能を試したりして、Audibleの魅力を存分に体験してみてください。気になる作品をいくつかライブラリに追加し、通勤中や家事をしながら「ながら聴き」を試してみるのがおすすめです。
初心者におすすめの基本的な使い方

無料体験に登録したら、早速Audibleを使ってみましょう。ここでは、初心者の方が最初に覚えておきたい基本的な使い方を4つのステップで紹介します。
ステップ1:アプリのダウンロードとサインイン
まず、お使いのスマートフォンにAudibleアプリをインストールします。iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle Playから「Audible」と検索してダウンロードしてください。
インストール後、アプリを起動し、無料体験に登録したAmazonアカウントでサインインします。
ステップ2:作品を探す
サインインするとホーム画面が表示されます。ここには新着作品やおすすめ作品が並んでいます。読みたい本が決まっている場合は、画面上部にある虫眼鏡マークの検索機能から、タイトルや著者名、ナレーター名で探すのが早いです。ジャンルやカテゴリーから探すこともできるので、書店を散策するような感覚で新しい本との出会いを楽しむのも良いでしょう。
ステップ3:ライブラリへの追加とダウンロード
気になる作品を見つけたら、タイトルをタップして詳細画面を開きます。「ライブラリーに追加」ボタンを押すと、自分の本棚である「ライブラリ」に作品が保存されます。
外出先で通信量を気にせず聴きたい場合は、Wi-Fi環境のある場所で事前に作品をダウンロードしておくのがおすすめです。ライブラリ画面で、ダウンロードしたい作品のジャケット写真をタップするだけでダウンロードが始まります。これにより、オフライン再生が可能になります。
ステップ4:再生と基本操作
ダウンロードが完了した作品、もしくはストリーミングで聴きたい作品をタップすると再生が始まります。再生画面では、再生/一時停止、30秒の巻き戻し/早送りといった基本的な操作が可能です。この巻き戻し・早送りの秒数は設定で変更することもできます。
便利なクリップ機能の使い方をマスター

オーディオブックを聴いていると、「このフレーズを覚えておきたい」「後でもう一度聴き返したい」と感じる瞬間があるはずです。そんな時に役立つのが「クリップ」機能です。
クリップ機能は、紙の本でいう「付箋」や「ブックマーク」のような役割を果たします。再生中に気になった箇所でクリップボタンをタップするだけで、その部分を簡単に保存しておくことができます。
使い方は非常に直感的です。
- オーディオブックの再生画面で、プレイヤーの右上にある「クリップを追加」アイコン(しおりの形)をタップします。
- タップすると、その時点から過去30秒間が自動的にクリップとして保存されます。
- 任意でメモを追加することも可能です。「この章の要点」「感動したセリフ」など、後から見て分かりやすいメモを残しておくと、さらに便利に活用できます。
保存したクリップは、再生画面のメニュー(「…」のアイコン)から「クリップ&ブックマーク」を選択すると一覧で確認できます。リストから聴きたいクリップをタップすれば、すぐにその箇所から再生することが可能です。学習目的でビジネス書を聴く際や、小説の伏線を整理したい時などに、この機能をぜひ活用してみてください。
Kindleとの違いを比較

Amazonが提供するサービスということで、電子書籍リーダーの「Kindle」とAudibleはどう違うのか、気になる方も多いでしょう。特に、Kindleにもテキストを読み上げる機能があるため、混同されがちです。
結論として、AudibleとKindleの読み上げ機能は全く異なる体験を提供するサービスです。両者の最も大きな違いは「音声の質」にあります。
項目 | Audible | Kindle読み上げ機能 |
---|---|---|
音声の質 | プロの声優や俳優による感情豊かな朗読 | 機械的な合成音声 |
主な用途 | 「聴く」ことを楽しむエンターテインメント | あくまでテキストの内容を音声で確認する補助機能 |
料金 | 月額1,500円の聴き放題が基本 | Kindle本の購入代金のみ(追加料金なし) |
対応作品 | オーディオブックとして制作された40万冊以上 | 読み上げ機能に対応したKindle本 |
このように、Audibleはプロのナレーターが作品の世界観を声で表現するため、物語への没入感が格段に高いのが特徴です。一方、Kindleの読み上げは、あくまで機械がテキストを読み上げるだけなので、抑揚がなく、長時間聴くのには向いていないと感じる方が多いでしょう。
一部の洋書などでは、Audibleの音声とKindle本のテキストを同期させる「Whispersync for Voice」という機能に対応しています。これを使うと、Kindleで読んでいた続きをAudibleの音声で聴いたり、その逆を行ったりすることができ、学習効率を飛躍的に高めることが可能です。
「読書」という体験そのものを楽しみたいのであればAudible、「本の内容を手早くインプットする」という目的であればKindleの読み上げ機能も選択肢の一つになる、と考えると分かりやすいかもしれません。
オーディブルの使い方に関する疑問を解決
- 実際の評判と口コミを解説
- 使いにくいと感じる点の対策法
- 聴いても頭に入らない時の工夫
- 退会前に知りたい解約の注意点
- 総まとめ:賢いオーディブル 使い方
実際の評判と口コミを解説

Audibleを始める前に、実際に利用しているユーザーの評判や口コミは非常に気になるところです。ここでは、SNSやレビューサイトで見られる良い評判と、改善を求める声の両方を客観的に紹介します。
良い評判・口コミ
最も多く見られるポジティブな意見は「ながら聴き」の利便性に関するものです。
- 「通勤中や家事をしながら本が聴けるので、読書量が格段に増えた」
- 「車の運転中にビジネス書を聴いてインプットできるのが最高」
- 「寝る前に目を閉じて物語の世界に浸れるのが至福の時間」
このように、これまで読書の時間が取れなかった人でも、隙間時間を有効活用できる点を高く評価する声が多数あります。また、「好きな俳優や声優が朗読している作品を聴くのが楽しい」「プロの朗読は引き込まれる」といった、音声の質に関する満足度の高さもAudibleの大きな魅力です。
悪い評判・口コミ
一方で、ネガティブな意見も存在します。主に挙げられるのは以下の3点です。
- 料金に関する不満: 「月額1,500円は少し高いと感じる」「あまり聴かない月だと元が取れない」といった声があります。
- 作品のラインナップ: 「聴きたい本が聴き放題の対象外だった」「新刊の配信が遅い」など、読みたい作品が必ずしもあるわけではない点への指摘が見られます。
- 操作性に関する意見: 「目的の箇所を探して聴き返すのが難しい」「紙の本のようにパラパラめくれない」など、オーディオブック特有の使いにくさを挙げる声もあります。
これらの評判から、Audibleは「隙間時間を活用してインプット量を増やしたい人」や「音声コンテンツとして読書を楽しみたい人」には非常にマッチする一方で、「コストを抑えたい人」や「特定の読みたい本がある人」は、無料体験で自分に合うか慎重に判断する必要があると言えるでしょう。
使いにくいと感じる点の対策法

前述の評判にもあったように、Audibleにはいくつかの「使いにくい」と感じられがちな点があります。しかし、多くはアプリの機能を活用することで対策が可能です。ここでは代表的なデメリットとその対策法を解説します。
デメリット1:読みたい箇所をすぐに探せない
紙の本のようにパラパラとめくって目的の章やページを探すことが難しいのは、オーディオブックの構造的な弱点です。
対策法:目次機能とクリップ機能を活用しましょう。再生画面のメニューから「章タイトル」を選ぶと、本の目次一覧が表示され、好きな章へジャンプできます。また、「後で聴き返したい」と思った箇所は、すかさず「クリップ」機能でブックマークしておくことで、すぐにアクセスできるようになります。
デメリット2:聴くのに時間がかかる
ナレーターの朗読ペースが自分の読むペースと合わず、遅すぎると感じることがあります。
対策法:再生速度の変更機能を使いましょう。Audibleアプリでは、再生速度を0.5倍速から3.5倍速まで0.05倍刻みで細かく調整できます。最初は1.2倍速あたりから試し、慣れてきたら1.5倍、2倍と上げていくと、インプットの時間を大幅に短縮できます。
デメリット3:データ通信量やスマホのストレージが心配
ストリーミング再生はデータ通信量(ギガ)を消費し、多くの作品をダウンロードするとスマートフォンのストレージ容量を圧迫します。
対策法:Wi-Fi環境でのダウンロードと音質設定の変更が有効です。外出前に自宅などのWi-Fiで作品をダウンロードしておけば、通信量は一切かかりません。また、アプリの設定でダウンロード音質を「標準」にしておくと、「高音質」の約半分のデータサイズで済むため、ストレージの節約になります。
聴いても頭に入らない時の工夫

「オーディオブックを試したけど、内容が全然頭に入らない」という経験をしたことがある方もいるかもしれません。これは、普段使わない「耳で聴いて理解する」という脳の使い方に慣れていないために起こりがちです。
もし内容が頭に入らないと感じたら、以下の工夫を試してみてください。
- 簡単な内容・好きなジャンルの本から始める:
最初から難解なビジネス書や哲学書に挑戦すると挫折しやすくなります。まずは、ストーリーが分かりやすい小説や、興味のあるジャンルのエッセイなど、楽しみながら聴ける作品を選びましょう。 - 再生速度を調整する:
情報量が多すぎて追いつけない場合は、再生速度を標準の1.0倍速か、それ以下に落としてみてください。逆に、話すペースが遅すぎて集中できない場合は、少し速度を上げるとテンポよく聴けることがあります。 - 「ながら聴き」の作業内容を選ぶ:
複雑な思考を必要とする作業(仕事のメール作成など)と並行して聴くのは難易度が高いです。最初は、単純作業である散歩、皿洗い、洗濯物を畳むといった時間に試してみましょう。 - 繰り返し聴く:
一度で完璧に理解しようとする必要はありません。特に重要な本は、期間をあけて2度、3度と聴き返すことで、初回では気づかなかった発見があり、記憶への定着率が格段に上がります。 - 聴いた内容をアウトプットする:
聴き終えたら、その本の内容を誰かに話したり、SNSやブログに感想を書いたりするのも非常に効果的です。アウトプットを意識することで、インプット時の集中力が高まります。
耳でのインプットは一種のスキルです。最初は戸惑うかもしれませんが、継続することで必ず慣れていきます。焦らず、自分に合ったペースで「聴く読書」を楽しんでみてください。
退会前に知りたい解約の注意点

Audibleの無料体験を試した結果、残念ながら自分には合わなかった場合や、一度利用を停止したい場合は、解約(退会)手続きを行います。手続きは簡単ですが、いくつか知っておくべき重要な注意点があります。
注意1:Audibleアプリからは解約できない
最も重要な注意点として、iPhoneやAndroidのAudibleアプリ内には解約手続きを行うメニューが存在しません。解約するには、スマートフォンのWebブラウザ(SafariやChromeなど)またはパソコンからAudibleの公式サイト(Audible.co.jp)にアクセスする必要があります。
- WebブラウザでAudible公式サイトにアクセスし、サインインします。
- 「〇〇さん、こんにちは!」の横にあるメニューから「アカウントサービス」を選択します。
- 会員タイプの情報の下にある「退会手続きへ」のリンクをクリックします。
- 画面の指示に従い、退会理由などを選択して手続きを進め、「退会手続きを完了する」ボタンを押せば完了です。
注意2:解約後のコンテンツの扱い
解約すると、保有しているコンテンツの扱いが変わります。
- 聴き放題対象作品:解約後は聴けなくなります。たとえ端末にダウンロード済みであっても、アクセスできなくなるので注意が必要です。
- 単品で購入した作品:こちらは解約後も自分のライブラリに残り、いつでも聴くことができます。
「しばらく忙しくて聴く時間がないけど、また再開したい」という場合は、解約ではなく「休会」制度を利用するのも一つの手です。12ヶ月に一度、最大3ヶ月まで月額料金の支払いを停止できます。休会中も、単品購入した作品は聴くことが可能です。
これらの点を理解した上で、ご自身の状況に合わせて解約や休会を選択してください。
総まとめ:賢いオーディブルの使い方
- Audibleは月額1,500円で12万冊以上の作品が聴き放題になるサービス
- 初めての利用者は30日間の無料体験が可能
- プライム会員限定で無料期間が延長されるキャンペーンが開催されることもある
- 支払いはクレジットカードかデビットカードに対応
- 使い方の基本はアプリで「探す」「ライブラリに追加」「ダウンロードして聴く」の3ステップ
- 後で聴きたい箇所は「クリップ」機能でブックマークすると便利
- Kindleの読み上げ機能とは異なりプロの声優や俳優による感情豊かな朗読が魅力
- 「ながら聴き」で読書時間を確保できるのが最大のメリットという評判が多い
- 月額料金の高さや聴きたい本がない場合があるというデメリットも存在する
- 再生速度の変更や目次機能を活用すればオーディオブック特有の使いにくさは解消できる
- 内容が頭に入らない時は簡単な本から始めたり繰り返し聴いたりするのが効果的
- 解約手続きは公式サイトから行う必要がありアプリ内では完結しない
- 解約すると聴き放題対象作品は聴けなくなるが単品購入した本は残る
- 一時的なお休みには最大3ヶ月間の「休会」制度も利用できる
- まずは無料体験で自分のライフスタイルに合うかじっくり試すのが最も賢い使い方